国道沿いにあるこの滝は
百選のひとつ、名瀑「七滝」
落差60m、７段にわたる滝の流れで
マイナスイオンを肌で感じる

岩木山の裾野に続く果樹園で
四季折々の果物を収穫
口いっぱいに広がる旬の甘さが
訪れる人々を笑顔にしてくれる

日本海からの爽やかな風を感じ
四季折々の色を楽しみ
嗅覚で癒される
自然を満喫できる空間

群青、浅葱、次縹
季節や天候、時間によって
様々に変化するその場所は
どこまでも透き通った青の世界

福島県南に見られる
「東北のミケランジェロ」小林和平の狛犬
時の重さで苔に覆われるが、
雌にじゃれあう２匹の子獅子が愛らしい

我が故郷を上から見下し
初めて見たような景色を目に映す
あらためて、ここに生まれし記憶をたどり
古い思い出を山に抱かれ懐かしむ

1000段以上の石段を登ると
山あいからの絶景が広がる
道中、松尾芭蕉が詠んだ
せみ塚を通り参拝する登山

秋田の名産「じゅんさい」
正体はゼリーの膜で覆われた水草の芽
三種町の水中の宝
ぷるぷる食感を召しあがれ

梅雨時期の楽しみ雲昌寺の紫陽花
青紫の絨毯に囲まれて
あちこちにある微笑み地蔵
今年も無事来れたことに感謝を込めて…

境内にある水みくじ
きれいな水にふれると
心も浄化され
結果も素直に受け止められそう

美しく広がる紫色のやさしい風景
ふんわりと風に乗った
いい香りに包み込まれ
穏やかな時が流れた

四季折々の風景が楽しめる
カフェでホッと一息
愛する人とこの鐘を鳴らせば
幸せになれる恋のパワースポット

異様なほど大きな木のこぶ
近づくほど、その形に圧倒され
長い年月の記憶を想像してみる
啄木の眼にはどう映っていたのだろう

山の先まで滴る名取の源流は
苔茂る巌が生み出す階段上の渓相
川底まで緑に達した渓流をひた歩き
美しい渓魚に出会う旅

仙台東照宮は仙台藩2代藩主伊達忠宗公によって創建された
それは災害が続いた仙台藩を援助された徳川家への尊崇と感謝の標
今なお残る伊達の文化が感謝の想いと共にここにある
振り返れば歴史ある伊達の文化と今の街並みがまっすぐ調和する

晴れに恵まれ高原ドライブ
初夏の山々から涼しげな風が届く
ヤギもヒツジも夢中で草を食む
「僕は蔵王生まれの蔵王育ち！」

津軽地方の丘陵地は
水はけの良さからりんご畑が多く
長い年月をかけた景観森林として
地域を彩り支えている

高い丘の上に沢山の風車
強い風を利用した自然との融合
傍ではパラグライダーを楽しむ人たち
風の使い道も人それぞれ

てけてけ、わいわい子がはしゃぐ
「キレイな紫陽花、見ぃつけた」
みんなの顔にも花が咲く
ここは花の町、柴田町

見上げると虹色の空に出会う
雲のすき間から光が見えると
色とりどりの影が足元を色づけ
和やかな時間が進んで行く

町の特産物としてごく最近まで採られていた
高畠石の採石場であった瓜割石庭公園
垂直に削られた岩壁は圧倒される高さと迫力！
古代遺跡に迷い込んだような不思議空間

空に向かって咲き誇るルピナス
花の香りがとても賑やかだ
色鉛筆のような色彩が
私たちの目を楽しませる

心地い良い日差しと爽やかな風
甘い香りに振り向けば
見渡す限りのシャーレーポピー
光り輝く初夏の朝に「ありがとう」

日により咲く種類が変わる
赤・ピンク・白の
鮮やかなツツジの中で
自然との触れ合いを満喫

山頂に春の兆しが訪れる頃
この時期だけに現れる「ドラゴンアイ」
厳しい冬を越えた鏡沼の雪解けは
自然が生み出す奇跡の表情

昭和十八年に完成した鉄道橋、通称「めがね橋」
水と緑の風景の中で存在感を示している
半円アーチ状の橋脚が連なる姿は
どこか懐かしく、心を和ませる

はるかな尾瀬の水はすべて福島の只見川に流れ込み
奥会津の急峻な山あいを抜けやがて阿賀野川となり
新潟の穀倉地帯を経てようやく日本海に注ぎ込む
一万年の時を重ねずっと私たちを守ってくれている

大崎の大地を一面黄色に染める菜の花畑
咲き誇る200万本の黄と青天のコントラストが
私たちを明るく幸せな気持ちにさせてくれる
いつの時代も変わらぬ春の風物詩

山桜が散り樹々に若葉が芽吹くころ
ダム湖は蔵王の雪解け水で満たされる
この水は仙台市民の元気の源
まちがいなしの美味しい水だ

オレンジ色に耀くレンガ道の先で
帰漁した船が誇らしげに市場へ接岸
陸揚げの上を嬉々と舞い上がるカモメと
海鮮丼を目の前にした自分に重ねる

鮮やかな湖畔と瑞々しいブナ林を
縫いつけるように向かう先には
万年雪のようにたたずむ涼しげな絶壁
今はただ、呼吸ひとつ愛おしく感じる

島の頂上に商売繁盛の神様
弁財天が祀られている蕪嶋神社
弁天様の使いウミネコが
天空から「運」を降り注ぐ開運スポット

麓では林檎の花が咲き
田んぼの代掻きが始まった
丘陵からの眺めに反し
雪解け水が静かに春を運ぶ

満開の桜が広がる八戸公園へ
時折吹く風がピンクの雨を降らせる
観覧車のように
ゆっくりと季節が回る

小高い丘一帯が城跡の城山公園
約2000本の桜が咲き誇り
少し離れた所から眺める城跡は
この季節、ピンク色に染まる

雨の日、車窓から見える見事な桜に
思わず立ち寄った公園
満開の桜が、光る雨粒と共に舞い散る
儚い美しさに傘を差すのも忘れてしまう

青い空が覗ける
桜舞う春色の窓
みんながほころぶ
ロマンティックスポット

開花の知らせに心が弾み
ふらっと立ち寄る近所の公園
薄桜の花に迎えられ
赤い橋を渡り暮れ方の散策に

樹齢およそ400年を誇る、石割桜
立派な大木からは力強さを感じ
散りゆくさまは、儚く美しい
その姿に、勇気づけられます

八分咲きを過ぎた出勤前の朝
仙台駅からも近い桜の名所へ足を急がせる
あふれるシダレザクラを前に
時間も忘れてシャッターを切る

用事があって訪れた山形県で
満開の桜並木を見つけた
ここが何処なのか調べもしなかったが
この名も知らぬ桜並木の事は忘れない

写真家秋山庄太郎が愛した花見山
春になると周辺の里山も鮮やかに彩られる
菜の花に連翹(れんぎょう)や桜が一斉に咲き乱れ
訪れる人々を癒してくれる

大山桜が淡紅色の大きな花を咲かせると
草の緑がどんどん濃さを増す
残雪の蔵王連峰の頂めがけて
生命の息吹がどんどん駆け上っていく

伊達政宗に終生仕えた重臣・片倉小十郎の居城には
世の中の騒ぎなど気にすることもなく満開の春が来る
今年も変わらず美しく豊かに咲き乱れる桜を愛でながら
天守から城下を案じる稀代の軍師の姿が目に浮かぶ

桜の絨毯とも呼ばれる弘前公園の花筏
散った桜がお城の堀を埋めていき、幻想的な光景を作り出す
時間を忘れ見入っていると
本当に上を歩けるのではないかと錯覚してしまう

一部雪が溶けた斜面に
「ばっけ」が顔をのぞかせる
山菜のトップバッター
ほろ苦い味の春の訪れに胸が躍る

「緑の真珠」と呼ばれる
東北最大の離島「気仙沼大島」
その島を本土をつなぐ橋は
東日本最大のアーチ橋

小斉峠に静かに佇む清水地蔵尊
ここには「坂元おけさ」に唄われる清水が湧き
地元の人々に大切に守られている
お地蔵様も優しく微笑んでいるようだ

美しく輝く緑色には、成長と新しい「いのち」の意味がある
私たちは震災により、改めて「いのち」の尊さを知った
生きたいと願う誰かのために、希望の光が届く様に
家族や大切な人と願い続けていきたい

「緑の真珠」と呼ばれる
東北最大の離島「気仙沼大島」
その島を本土をつなぐ橋は
東日本最大のアーチ橋

暖かな早春の青空の下
野趣の花笑む便りに
家族総出で撮影会
ほっこり温かい時間に顔がほころぶ

あの悲しみで命の尊さをあらためて知った
祈りの灯火は、希望の光となり未来を照らしてくれる
涙した日々を背負い、笑顔あふれるこれからのために
ともに寄り添い、歩いて行こう

まだまだ雪深い岩木山
場所により異なる姿をみせる
生まれ育った土地からみる景色が
一番なのだと津軽の人は言う

日中は家族連れでにぎわう海岸
皆が帰る夕暮れ前
静かな波音をバックに
ゆっくり散歩するのも気持ちいい

あの日から10年の歳月がすぎた
今日、澄み渡るような青空と海をバックにこの島を臨む
たくさんの悲しみや苦労を乗り越えたあの日から今日
そしてこれから次への答えを出し続けていくのだろう

かつて甚大な被害を受けた八幡川は
両岸に盛り土を行いコンクリートブロックで覆われた
白く輝く堤防は河口まで続く
復興への道も、着々と進んでいく

あの震災から、この地域は
災害危険区域指定となり定住する事はできない
それでも活気を取り戻そうと頑張っている人たちがいる
この丘と共に皆で作り上げるこの地域が記憶に残るのだろう

夕陽があたるこの大きな橋を見上げた時
過去の悲しみではなく、今の力強さを感じた
めまぐるしく変化していく日々の中で
確かな今の架け橋となっている

遠い地より冬を連れて舞い降りる白鳥
冷たい湖面でぷかぷか、のんびり休息
つぶらな瞳が見つめる先にはパンの耳
投げ込まれた瞬間、荒波へと変わる

漁民の篤い信仰を集める荒嶋神社
震災で損壊した大鳥居は
再建を願う人々の募金で再び建立された
さわやかな景色と海風に心癒される

賑わいが少しずつ戻る町に
今も残る旧防災対策庁舎
骨組みだけになったその姿は
震災の記憶を静かに語り続けている

鐘の音が響くライトアップされたお堂や
お炊き上げの炎は周りを照らし
幻想的な世界をつくりだしていく
いくつもの願いに応えるように

地図なき林道の奥底で
奈良時代に栄えた瓦の一大生産地
発掘現場として今なお遺る
緑を絶やさない東北古代文化がここにある

遠い異国の地から
凍て空を旅しやってくる
白い吐息と銀世界
移りゆく季節は尊く美しい

史実にほぼ忠実に復元された白石城
古来の積み方を用いた石垣、樹齢1,000年の檜の柱
歴史をたぐりよせ蘇った、堂々たる城の姿には
現代の職人たちの努力と思いが込められている

厄払いに行った近所の神社に
参拝者を見守るカエルがいる
古くから縁起を担ぐ日本の習慣を思いながら
お賽銭を上げ、無事を祈り家路につく

アメを食べて邪気を払う
大館、冬の風物詩
カラフルな粒を手に取って
無病息災を願う

神仏の信奉生活と社会への奉仕に明け暮れた
修験者 熊谷萬蔵の名が付いた稲荷神社
いつの時代も人々の幸せを願い苦行を重ねる人がいる
これからの時代のために、私達も今を乗り越えていきたい

買いもの帰りに少し遠まわりしてみる
ただ広がる夕暮れの田んぼ道を歩くだけ
自転車に乗ったお爺さん、翔ける子どもたち
やさしい場所は以外と近所にあるものだ

冷え込んだ日の朝、木々に白い氷の花が咲く
朝日に照らされて輝く様は人を魅了する
太陽の光が強くなる頃になると、
昇華してしまう冬の花

あの日から10年の月日経て
空と海は眩しく輝く
漁港の人々に暖かく包み込む
市の賑わう声に心癒される

いつもは青くみえる広瀬川が
この時間は違う一面を見せる
まだ季節は冬なのに
黄金色の水面は暖かさを感じさせる

開湯は文化年間といわれる
手付かずの自然に囲まれた山合いの秘湯
昔ながらの佇まいを残すここは
まるでタイムスリップしたかのようだ湯けむりに包まれ、
秘湯に浸かる

かつて地震被害を共に乗り越えたチリから
復興への願いを込めたモアイ像が贈られた
「未来に生きる」という意味を持つこの像は
これからも人々を勇気づけ見守り続ける

みしみしと鳴る床の音と
経年劣化した木造建築が
歴史を刻んだ郷土の風情を
ひしひしと感じさせる

初めて目にしたはずの風景に
見たことがあるような懐かしさを感じる
小さい頃に聞かされた昔話は
ここに似た景色だったのかもしれない

震災復興記念公園へつづく
復興と祈りのシンボル「中橋」
晴れた日には海風が心地良い
夜の幻想的なライトアップも必見

会津街道の宿駅として往来が盛んだった
七坂に建立された六地蔵
明治初期に取り壊され偶然発掘された古地蔵とともに
二対のお地蔵様が今も湯治場を見守る

ランダムに色が変化する
ライトアップは美しくも力強く
歴史と強い意志を感じさせた

赤く艶やかにライトアップされた橋
幻想的な青紫の白波と夕日のような水面が
大正ロマンの世界を映し出していた

いくつもの思いが色鮮やかに変化し
これからおこりくる未来へ向かい
光り輝く希望のように滝を登っていく

うっすら灯るガス灯と、宿の灯り
そして赤くライトアップされた川の水面が
幻想的な街を感じさせる

変化していく川の光がこの街の誕生と
移ろいゆく季節と歴史を感じさせる
幻想的な世界が時を忘れさせた

いくつもの思いが色鮮やかに変化し
これからおこりくる未来へ向かい
光り輝く希望のように滝を登っていく

張りつめた夜の空気が
澄んだ景色をつくりだし
街に浮かぶ光のひとつひとつが
その日の平穏をささやいている

ずっと見ていたい景色
凛とした空気が心地よい
いつでも帰りたくなる
心のふるさと

近づくにつれ 堂々とした
迫力を実感する垂乳根の公孫樹（たらちねのいちょう）
心を癒してくれるスピリチュアルな空間が
そこにはあった。

秋田県では疫病を避けるため、
現代でも村境に人形神が見られる
雄物川沿いの秋空の下、この集落にも両手を広げ、
腰には刀、睨みをきかすもどこか優しいお顔の神様の姿

グラデーションが楽しい
遊歩道を歩く
この美しい景勝は間もなく
長く深い銀世界に包まれるだろう

真っ赤なロンドンバスが目印
田沢湖近くのはちみつ屋
良質なはちみつとスイーツで
味わい尽くす、あま～い時間

ゴロゴロの岩場から噴き出す
蒸気にワイルドな露天風呂
昭和の校舎のような湯治宿
八幡平最古の秘湯で心静かに

続く階段をひたすら下ると
シュゴォォォーと強烈な音がする
熱湯吹き出す、大地の息吹
想像以上の迫力を体感

硫黄の臭いが鼻をかすめ
辺り一面、岩肌の世界
至る所でガスが噴出する様は
まるで地獄を彷彿とさせる

木漏れ日がさし込む、午後
落ち葉を集めては、舞い散らし遊んでる子供たち
肩寄せ合い眺めながら歩く、老夫婦
それぞれの「秋」を楽しんでいる

みちのくの小京都、角館
歴史のガイドに耳を傾け
秋の景色に彩られた
400年変わらぬ道をひた走る

裏岩手連峰を紅葉とともに
見渡せるダイナミックな景色
カーブを曲がるたび広がる
秋の絶景に酔いしれる

優しい光の演出に心踊らせて、
400個の提灯で、台湾へ旅に出る
夜の暗闇と7色の提灯のコントラストが
いつもの空間を幻想の世界へと誘う

八戸種差海岸には
美しい白砂と共に、松の樹林が生い茂る
松は海水の塩風に負けない強い樹木
地形とのつながりを改めて思う

稜線のキャンパスいっぱいに描かれる
瞬く間に移りゆく巧みな紅朱の筆はこび
天空散歩でこちらもすっかり赤くなった鼻先から
ごちそうたっぷり深呼吸

コシヒカリの収穫を終え
新蕎麦祭の喧騒が収まると
山里にようやっと静けさが戻る
これからのんびーり冬支度でも

境内のあちらこちらにハートが隠されている
桜の名所としても知られている城山公園
春にはハート形の花びらが
空一面に咲き乱れる

圧倒的な存在感を放ち境内を見守る大イチョウ
大木から舞い落ちた銀杏の葉が作る黄金色の絨毯や
拝殿から望む一枚の絵のような美しい景色で
訪れる人たちの心を癒している

秋風が稲穂を揺らし、稲刈りシーズンの到来。
加美富士の名で親しまれる薬萊山が
いつの時代も変わらぬ
加美の風情と稲の成長を静かに見守る。

何年もの間大空で人々を魅了した青い機体が
役目を終えて静かに羽を休ませる
もう飛ぶことができなくても
かっこよさは変わらない

秘湯と穴場的紅葉スポット 鳥越ノ滝
地熱の蒸気と深緑の滝壺が
力強い岩肌と色づき始めた木々をより一層際立たせる
自然のコントラストと温泉で心も身体も癒やす

宮沢賢治の童話の世界観を
具現化した童話村
足を踏み入れた瞬間から
あなたが童話の主人公

高地に自生するナツハゼ
たわわに実って秋をしらせる
小さな粒に野性味溢れる大地の恵み
今年も美味しくいただきます

悩みや迷いを表すように
ぐるぐると異世界の中を進んで
気づけば、元の場所に出た
人も心も巡るものかと、少し心が和らいだ

「戦じゃ！！戦じゃ！！」
百万石を目前とした伊達政宗公であったが道半ばに夢は潰え
「道草じゃ！道草じゃ！」
殿を癒したのはこのやすらいだ腰掛け程度の石ひとつ

夕暮れ時、秋の風を冷たく感じる時間
子供たちは名残惜しそうに空を見上げる
金色の空に雲が大きく伸びていく
楽しかったね、またあした

秋田の殿様が参勤交代の途中、美しい娘を見初め、
戻った折に侍女に召そうとしました
しかし娘は戻る前に病死してしまい、殿様は深く悲しみ、
振り袖姿の地蔵を立てました

住職と握手をすると良縁に恵まれると
縁結びの神様で有名な山形・若松寺
見晴台からは田園風景が眼下に広がり
稲穂が黄金色に輝く秋が特に美しい

立派な毛並みとスラッと伸びた足
愛嬌たっぷりで癒される
ふるさとの秋田犬に会いに行く
あぁ、素直に甘えられると離れがたい…

人生の道開き神社としても崇敬を集めているといわれる
この神社に人々はどれだけ祈り、願ったのだろうか
そんな人々の幾重にも重なった道の果てに今があり
これからの道を今を生きる私たちがつないでいく

風が霧を山へ追いやると
水鏡に映える森がゆっくり揺れる
寝ていた鳥たちも起きだしたようだ
頬にかかる朝露が心地いい

当時そこには慎ましい人々の暮らしがあったのだろう
心が癒される小川に素敵な水車、そして綺麗な庭園
紡いできたその暮らしが今では県の重要文化財
今ある私たちの暮らしは先の時代へ何を残せるのだろうか

樹間から射し込む太陽の恵みの光
滝から降り注ぐ山の恵みの水
森の恵みの空気を思いっきり吸い込めば
身体いっぱい力が湧いてくる

肌寒さを感じる初秋、夜明けの仙台港
釣り人たちは静かに釣り糸を垂らす
寡黙な東北の人びとらしく、じっと海面を見つめる彼らの顔を
沖合いに昇る朝日の焚き火色が焦がしていった

チリンチリンと鈴の音を鳴らしながら
山へと入り行く
苦労して探した分
美味しさ満点

小型船に乗りウミネコの案内で向かった先は
陸中海岸「青の洞窟」
透明な海に光が入れば入るほど美しい
幻想的なエメラルドグリーンの世界が広がる

数千年の時を経て立つ環状列石
ここには八百万（やおよろず）の神々が宿っている
自然の脅威にやっと気づいた僕たちは今
縄文の神々に何を祈ればいいのだろうか

乳白色の湯が湧き出る野天風呂
自然の力強さと心地よい湯加減
地球の恵みを全身に浴び
開放感で心も身体も穏やかになる

扇状に広がる208枚にもなる棚田に
ススキが見下ろす山上からゆっくりと風が吹き下ろす
色づき始めた稲穂が綺麗な波紋を作り出す様に
この景色を守る人々と大地の恵みに慈しみを想う

今から約400年前、人々のロマンと夢を乗せて
大航海に繰り出したサン・ファン・バウティスタ号
展望台の上ではカーンと船鐘のような音が
訪れた人々の夢を乗せて力強く鳴り響いている

自慢のいぶり(燻製)がっこ(漬物)と
地元の大吟醸で、週末に疲れを癒す
歴史を感じるマリアージュで
箸も酔いも進む時間

光や風のうごきでその表情を変える蔵王・御釜
美しいエメラルドグリーンの火口湖は
雨と残雪が生み出すまさに自然の造形美
雄大な蔵王連峰の中で圧倒的な存在感を放っている

日が暮れたばかりの青森の19時
ちいさなねぶたに灯がともった
遠くの方で誰かが囃子を奏でている
思い出と希望が交差したような気がする

下北半島の北東にある尻屋崎
この岬周辺で、自然とありのままに過ごす寒立馬
道と海が織りなす絶景と
馬たちとの組み合わせに驚く

日差しと気温が上がりはじめたお昼前
新鮮な気持ちで散策していた明治村に一軒の団子屋
夏の暑さと歩き続けた疲れを癒しにひとやすみ
明治を感じて味わうとよまだんごと憩いのひととき

日の出まえに家を出て向かった先は日本三景 松島
普段とは違う別の顔をみようと日の出を待つ
青空と雲に包まれて迎えた夏の日のあさは
ブルーとオレンジの世界からはじまった

唐松神社の参道を歩くと
樹齢300年を超える杉並木がお出迎え
神秘的な雰囲気は、まるで案内役のよう
社殿まで「私」を導いてくれる不思議な感覚

山瀬ダムの完成により出来た湖、五色湖
キャンプや釣りで賑わうスポットで
広大な土地が織りなす絶景を眺めながら
涼しさを求めて山の中をドライブ

その大きな岩からはいくつもの木々が生い茂り
まるで小さな森のよう
木漏れ日、せせらぎ、鳥の声
自然のエネルギーと生命力が溢れている

津軽の夏祭りには欠かせない、真っ赤な金魚
街のいたるところに飾られていた風景も今は昔
津軽弁で 《じゃわめぐ》 時季
130個連なった金の魚が、地域の繁栄を祈願している

こどもの頃、夏休みの定番となっていた茂庭の川遊び
今では綺麗に整えられて、当時と変わらず家族連れで賑わっている
微かにしか思い出せないあの光景を、この大自然のパノラマが
当時と変わらず此処にあるのだと心から感じさせてくれる

約1000基の手作り灯篭の灯が
幻想的な雰囲気を作り出す「齋理幻夜」
たった1日、数時間だけ繰り広げられる
宮城・丸森町の七色の光の饗宴

霧の雲海に包まれた八甲田山麓の高原に
白ばむ石倉山の向こうから朝陽が登る
霞む地平線から木々の輪郭が一つ一つ姿を現し
気づくと大地は朝焼けに包まれていた

自宅から散歩がてらにちょっと遠出してみる
長い坂道を抜けて道路に面した住宅の間にある細道
何気なく入ったその先には小さくも趣ある神社がひとつ
歩いていけるほどの距離にポツンと深い歴史があった

樹齢150年にもなる立派なケヤキ並木の日傘が
こちらも120年の歴史を重ねた倉庫を包み込む
この柔らかな風が吹き抜ける小径を歩き、
繁栄を築き上げた歴史に思いを馳せる

待ちわびていた季節がやってきた
素敵な親子の感動のコラボレーション
はらこ飯があるからこの季節が好き
すでに次の季節が待ち遠しい

子供の頃に見た風景ではないのに
不思議と懐かしさを感じるこのジオラマを
一緒に見ている息子は違った視点で
嬉しそうに眺めている

騎馬武者の背負う旗指物が風を切り裂き
疾走する馬の蹄が土を叩き砂塵を巻き上げる
この日のために一年かけて備えてきた
甲冑姿の女侍の手綱さばきに眼を奪われた

青空が日本一深い湖を照らすとき
そこには瑠璃色の世界がひろがる
伝説の美しい龍神を宿すこの湖は
どこまでも限りなく蒼い…

水運に栄えた港町にある、現在も現役で活躍する低温倉庫
それまでの伝統的な蔵造りとトラスを用いる西洋技術が融合し
水平に美しく広がる二重屋根は、現在も人々を魅了する
蔵に求めた機能的な追求が豊かな空間と美しさを生み出した

ひなびた場所に 辿り着いた列車
故郷を懐かしむ気持ち と 馴染みのキャラクターが
偶然にも出会って、その場にとどまった
この場所にピッタリな雰囲気が漂ってくる

沈む夕日を見たくて、向かった酒田は日和山公園
続く坂道のゆく先に現れたのは、朽ちてもなお輝くあの洋館
映画のワンシーンを切り取る空間にすっかり時間を忘れ
いつしか街はオレンジ色へ染まってゆく

温泉帰りにふと立ち寄った
静寂なやさしさに挟まれた長い長い階段の先に
一瞬で疲れがふきとぶ大きな景色が広がった
あきらめずに登ってよかった

昔々、人々は神様に祈りを捧げなければ雨を授からないと
川の流域に住む村々ごとに頂上へ登り雨乞いをしたという
いつしか祈りは、立派な石碑へ姿を変えた
その先人たちの想いを胸に、さあ頂上まで向かおう

去年とちょっと違うのは
シマシマ模様のない品種
黒くて大きな丸いスイカは
口の中でしゃりしゃりの甘さが広がった

前日の雨で勢いを増した大滝が
盛大な水しぶきを上げてお出迎え
天高くまで登るマイナイオンの霧に
すっぽりと包まれ過ごす夏のひととき

ワインディングの先に見える五重塔
「お参りに行こう」と理由をつけて
目当ては分厚い油揚げ
今も昔も変わらぬ家族の笑顔

いつからか二人羽織をはじめた石と楓
多くの世代に親しまれたおふた方は
互いを受け入れ共存する姿を
これからも続けていく

険しい地形と厳しい寒暖のもとで生まれた八甲田山系
標高が上がって、耳がツンとする
橋から見下ろす渓流の姿に、あっと息をのみこんだ
自分の身を守り続けて出来上がった眺めが 此処に

一昨年の夏 帰省　闘病中の父とドライブ
思い出の場所に寄り道し、着いた目的地
圧巻な滝を目の前に父は汗をぬぐい 私は涙をふいた
この日が2人最後のデートと知りながら

今もなお変わらぬ味、自分好みに作れる楽しさ
誰もが食した、思い出の味
一口かじると思い出す
友と分け合った、青春の日々

梅雨空にすっかり霞む風靡豊かな木造楼閣
湯けむりと雨霧が入り混じる匂いに触れ
艶やかな朱色をくぐり抜ける川の音が
静寂につつまれた湯へ心地よく響き渡る

湯沢市岩崎地域伝わる4mの道祖神「鹿島様」
歴史ある衣替えは一大行事として受け継がれる
春と秋には藁と初穂を持ち寄って、
地域の災厄退散と五穀の実りの願いを託す

赤と黄色のパラソルを見つけて
心躍らせ走り出す
秋田の青空で「ババ」に盛られる
さわやかなアイスの花をめしあがれ

梅雨の憂鬱を吹き飛ばす境内の紫陽花で
見渡す限りの青に驚き、心穏やかに
雨上がりの匂いが鼻先をかすめたら
初夏の潮風を感じる竹林で時間を忘れて

家族のだんらんを生む囲炉裏は、古き良き時代の象徴
むかしを知るおじいちゃんとおばあちゃんは懐かしみ、
それを知らない子どもたちには、まるで別世界
先代の暮らしと知恵を学べる古民家に時を感じる、時感旅行

吹き抜ける北東からの風に
緑色の絨毯を敷き詰めたような山肌が揺らぐ
さえぎるもののない360度のパノラマに心を奪われ
大きく息を吸い込むと風と同化した気がした

北東北の真ん中にある旧小坂鉄道
汽笛を響かせ風を切って走り抜ける
歴史を感じる鉱山鉄道で
今も昔も人々の思いを運ぶ

小さな頃から大好きな海の味、これがふるさとのあたりまえ
でもこれって、よその人から見たらとっても贅沢みたい
”映え”なんて狙っているわけではないけれど
伝わればいいな、雄勝の何気なくて、美味しくて、幸せなこの瞬間が

時の流れが止まったかのような空間を見ていると
あの頃の情景が鮮やかに目の前へ浮かんでくる
暫しの時間旅行から戻ってくると
懐かしい友人の声が聞きたくなっていた

海食で出来た狭い水道に荒波が押し寄せ雷鳴に似た音を響かせる
波しぶきを上げながら何度も何度も
自然が奏でるその音は三陸の雄大さと厳しさを
教えてくれているのかもしれない

指先にほんのり産毛を感じる若い青梅を
爪楊枝で一つ一つヘソを取る仕事がたまらなく好きだ
こうして綺麗になっていく小梅達がどこか愛おしく
部屋に残る爽やかな香りをしばらくの間楽しむ

東の空に見えるグラデーション
朝の澄んだ冷たい空気が心地よく
絶え間なく表情を変える波の音を聴きながら
自然の雄大さに思いを馳せる

田植えを終えたばかりの山里に新緑が眩しい
ケーンという雉の声を風が運んでくる
思いっきり深く息を吸い込むと力が漲ってくるようだ
いつ迄も大切にとっておきたい瑞穂のくにの原風景

青森で竹の子といえば、細長い根曲り竹
おばあちゃんの手土産である、この細竹をみんなで囲み、
皮を剥いていく楽しさと次第に爪先が痛みだす経験が
美味しい煮物とともに孫へと受け継がれる

故郷の山がなんとも懐かしく思われるという
歌人啄木が望郷の念を詠んだ、かの名歌
時の流れを経ても変わらぬこの景色の中で
その心境をいま、初夏の風とともに感じる

田植えが終わった帰り道
いつもの道で特別な夕焼け
変わらぬ居場所にホッとする
センチメンタルにふるさとを思う

南蔵王山麓にある温泉郷の
木造楼閣へ流れるやわらかい風が
静寂に包まれたこの坂道を駆け抜け
湯上がりの身体に心地よく吹き抜ける

先人たちの切り開いた牧場を散策していると
春風に揺られ花びら舞散る一本道が現れる
心地よい風に背中押されながら宮沢賢治も
この道を歩きイーハトーブを思い描いたのだろうか

ひんやりする風を肌に心地よく感じながら
見えてきた新しい道にアクセルをゆるめる
花たち一輪一輪が競いあうように
黄色のじゅうたんを広げていく

たえず人が訪れ、活気にあふれるラーメン店
すっきりと整えられたカウンターの向こう側では
せわしくも丁寧に、こだわりの一杯が作られている
次はいつ、あたたかな一杯と店主に会いにいこうかな

スカイブルーに輝く湖面に釣り糸を立て
脇目もふらず穂先に集中する釣り人
時が止まったかのように静かに流れる情景には
漂うそよ風すらも、変わらないでいて欲しいと思う

朝日がすっかり渡りきった湖畔に
両翼の橋が残雪をたたえた名峰へとかかる
向岸に待ち受ける桜と美しく描くアーチの勾配に
おもわず足が止まってしまう

一枚一枚てづくりされているという色とりどりの座布団は
きびしい冬のなか、電車を待つ人々への暖かい気配りだという
まっしろな外の世界から待合室に入ると、この町の桜のように
ぱっと明るい気分にさせてくれるのだろう

都会うまれの桜より、東北の桜たちは、きっと我慢強くてたくましい
だって並木のむこうに見える山はまだ雪化粧をしたまま
山から吹きおろす風をうけつつも、満開の桜で春の訪れを知らせてくれる
並木を守るここに住む人々のあたたかさと強さを、桜たちも受け継いでいる

春になると、甲高いウミネコの声がひびく蕪島
心地良い潮風を身にまとった大空の乱舞に目をうばわれる
数えきれない程の多くの命が輪廻し、
愛らしい若き声が島全体をつつみ込むと、八戸の夏がちかい

江戸時代から今なお地域を守る人型の巨大な神像
両手には武器、杉の葉の頭髪や髭、藁で編んだ衣に
木製の異形の面の姿で集落や街道を見晴らす位置にそびえ立つ
今年も地域の人たちの手によって未来へ伝承されていく

立ち並ぶ武家屋敷を後にし お堀沿いに歩を進めてゆくと
美しく咲き誇る桜並木が続く いにしえの夢見草が誘（いざな）う先には
伊達家家臣片倉小十郎居城・白石城がお目見え
歴史の香り漂う沢端川 せせらぎが大きく聞こえてきたら 時空散歩のはじまり

遥か遠く、残雪光らす名峰 栗駒山の息吹を感じ
田植え前の水面は、広大な天と地を映す鏡のよう
ふるさと色麻が誇る大崎耕土の美しい景観は
人と自然が生み出した、かけがえのない東北の宝

天空へも水鏡にも咲き誇るような桜
根元にはひっそりと地蔵尊や馬頭観音等の供養塔
樹齢の200年とともに行きかう人や牛馬の安全を願った桜は
春には満開となり人々に笑顔の花を咲かせてくれる

標高897mと高くはないが、宮沢賢治も愛した鞍掛山
緑深き懐は、多くの鬱屈を遠ざける
四季で表情を変えるイーハトーブに
人々は魅了され、幾度も足を運ぶ来訪者となる

やさしい陽の光が魅せるこの時間は
なぜだか少しだけ特別な時間
千本桜に足を止めると、思わず「パシャリ」と1枚
景色を変える夕桜に今日も魅せられてしまう

ふるさと福島の5月の桜はちょっと特別
上着を脱いで感じる、吹き抜ける川風の爽やかさ
降り注ぐ昼下がりの日差しからそっと守ってくれる
ふわふわの桜並木はわたしの日傘がわり

アコースティック・セットの音楽をバックに
唐桑の港は夜を迎える準備を始める
こちらのリズムなどお構いなしに
港の空はいつものペースでグラデーションを深めていった

桜並木を歩くのもいいけれど
新緑の木漏れ日の中の散歩も春だけのお楽しみ
やさしい光を浴びて、すぅ～～と大きく深呼吸
身体いっぱいに、春のかおりを感じて

復興が進むこの町に、春がまたやってくる
薄明の港町ではもうすぐ魚市場の賑やかな声が響き渡る
ゆっくりと一歩ずつ前に進む
「被災地」という言葉が過去の呼び名になるような、確かな歩みの音が聞こえる

外は凍て晴れの12月29日
2019年を締めくくる最終戦はＡＳＲ初のスポンサーデー、観客動員数は今季最多
コートで繰り広げられるスーパープレイの連続にアリーナは一つになった
この街に勇気と感動を与える仙台89ERSは私たちの誇り

紅葉で彩られた秋がフルメイクのキメ顔なら
新緑の季節はすっぴん
こんな表情も見せてくれるんだね、知らなかった
緑が眩しい初夏の鳴子峡